１月より　長い時間をかけて制作していた「アダンの風」が
とうとう　私たちの手を離れる
ありがたいことに　幾つか取材をいただき
音楽に込めるのも時間がかかったことを
言葉で語るのは難しいことですが
できるだけ　ひとことひとこと
貝を選んで手渡すように
ことばがことだまになるように
そのことだまたちが　皆さんが読むところまで
渡ってゆくように　と
想いを込めています

物語を描きはじめてから　アルバム発売まで
数えてみると　おおよそ　トツキトオカということに気がつき
今　アダンの風は　ほんとうに最後の出口にいるのだなあ
この子がどうか　のびのびと
世界にまざって行けますように　と
願い　見守るような気持ちになるのでした